夏はアウトドアで過ごすことが多くなります。
公園、プール遊び、キャンプ、海水浴、スポーツ観戦などで長時間日光に当たると、肌の露出した部分が赤くなったり、ブツブツした湿疹が出たり、ひどい時には水ぶくれになったりします。
これは紫外線による皮膚炎ですが、一度に大量の紫外線を浴びたりすると、頭痛・発熱・食欲不振・嘔吐などの全身症状が出たりすることがあります。
皮膚炎の程度や症状によって内服薬を処方しますのでご相談下さい。
日光皮膚炎はとにかく予防することが一番です。1日のうちで一番紫外線量の多い午前10時から午後2時の間は特に注意が必要です。外出する際には必ず日焼け止めを塗って、ツバの広い帽子を被るなど皮膚を守る工夫をしましょう。
【この記事を書いた人】医学博士 中野康伸
横浜市生まれ、自治医科大学卒
・日本小児科学会専門医
・日本アレルギー学会専門医
・日本東洋医学会専門医
横浜市港北区で小児科専門医として、地域に根差した診療を行っています。「病気・症状何でもQ&A」のコーナーでは、一般の方にも分かる最新の医学知識や予防接種の情報、育児・発育の心配な事、救急時の対応など、様々なトピックを掲載しています。