インフルエンザワクチン

これまでのインフルエンザワクチンは、インフルエンザウィルスのうち、A型2種類とB型1種類の3種類(つまり3価)の抗原について免疫を作るようになっていましたが、現在は、もう1種類のB型ウィルスに対抗できるようにワクチンが変更になりました。

4価ワクチン

これまでのワクチンは、A型2株(A香港型と2009年に新型インフルエンザと呼ばれたH1N1型)とB型1株の3種類に対抗できる3価ワクチンでした。

日本の生物学的製剤基準では、薬の中に含めてよいタンパク質の上限が3種類までと決まっていたため、2種類あるB型ウィルス(ビクトリア系統と山形系統)のうち、前回のシーズンで流行したウィルスをもとに予測して、どちらかの系統をワクチンに入れていました。

しかし、最近のB型ウィルスは、2つの系統が同時に流行する傾向があり、ワクチンに入っていない方の型が流行してしまうと、ワクチンの効果がなくB型ウィルスに感染してしまうケースが多くみられました。

そこで、2015年から両方のB型ウィルスに対抗できる4価ワクチンが日本でも導入されることになりました。WHOでもB型2種類のワクチンを推奨しており、アメリカではすでに2013年から4価のワクチンを導入しており、その効果が実証されています。

3価と比べて副反応は?

従来よりも1つ抗原が増えることで副作用や副反応も強くでるのではないか?と不安に思われるかもしれません。確かに、抗原が増えればその分、接種部位の腫れや発熱といった副反応が強くでる可能性はありますが、厚生労働省や製薬会社によると、副反応や副作用は従来と同様に個人差があるとの見解です。

接種した部位が赤く腫れたり、熱を持ったり、硬くなったりといった副反応や、軽い発熱なら2~3日で自然に治まります。通常のワクチンと同じでほとんど起こることはあり得ませんが、もし接種後24時間以内にけいれんや、意識障害が出るなどの全身症状が悪くなった場合は出来るだけ早く受診してください。