ヒアリ(火蟻)に刺されたら?

最近、都内や横浜市内でヒアリに刺される被害が増えています。ヒアリとは、もともとは南アメリカに生息するアリで、英語では「Fire Ant」と呼ばれ、その名のとおり刺されるとやけどしたような激痛が走り、強い毒が体内に入り、アナフィラキシーショックを起こして死に至ることもありますので、要注意です。

ヒアリの特徴

通常は、農地や草地などの開けた場所に巣を作ります。大きく盛り上がった土がある場所が、巣のある場所です。体の大きさは、2.5mm~6mm程度で、特徴としては赤茶色の体で、大きなお尻と、腰にあたる部分にコブが2つあります。 (環境省資料「ストップ・ザ・ヒアリ」)

刺されたら?

人によってそれぞれ反応が異なります。刺された直後は、やけどしたような激痛が走りますが、そのうち刺された部分がかゆくなって膿ができる程度なら軽傷です。刺されてから数十分以内に全身にじんましんが広がる人もいます(中程度)。これらのケースは、しばらく安静にして様子を見てから受診してください。 最悪なのは、刺されて数十分以内に、アナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難や意識を失ったりする場合です。そのときはすぐに受診してください。

ハチに対するアレルギーがある人は要注意!

ヒアリの毒は、ハチの毒と共通する成分が含まれています。以前にハチに刺されてアレルギー反応が出た人は、すぐに受診するようにしてください。