接種時期と対象者
MRワクチンは、合計2回接種が必要です。費用は無料です。ただし、無料で受けられる期間は、下記の定期接種の間だけですので、期間内に早めに接種しましょう。
- 1回目の接種時期: 生後12ヶ月~24ヶ月未満(1歳~2歳未満)の間
- 2回目の接種時期:5歳~7歳未満で、小学校入学前の4月1日~3月31日までの間
つまり、幼稚園の年長さんになったら、2回目を接種します。小学校入学前健診で必ずチェックします。
第2期(年長児)のMRワクチンの券は個別通知となっていますので、それをご利用下さい。もし、見当たらない場合は、受付までご連絡下さい。予防接種無料券の期間には十分ご注意ください。又、無料接種券の一番上に書いてある年齢を確認の上、ご来院下さい。
最新情報は横浜市の保健所ホームページをチェックしてください。
お問い合わせ 横浜市ワクチン相談窓口
045-671-4183 午前9時~午後5時 (土日・祝日、年末年始除く)
制度改正前(2006年)に1度だけ接種した場合
小さい時に1回受けたから大丈夫・・・と思っていても、大人になるとワクチンの効果が薄れて、感染する危険性が高くなります。できれば一生のうちに2回は接種することをお勧めします。
麻疹、風疹のどちらも未接種で、どちらにも感染したことがない場合
混合ワクチンまたは麻疹・風疹の単抗原ワクチンを、合計2回接種します。
(4週間以上空ければ、2回目の接種が可能です。)
麻疹、風疹のいずれかを接種、またはいずれかに感染したことがある場合
接種していない方の単抗原ワクチンの1回目を接種します。
次に、混合ワクチンまたは麻疹・風疹の単抗原ワクチンの2回目を接種して下さい。(4週間以上空ければ、2回目の接種が可能です。)
単独ワクチンをご希望の方は、入荷までに日数をいただいております。
その他、事情により、接種対象年齢を超えてしまったときは、公費による接種の対象となる場合がありますので、できるだけ早めにお住まいの区の区役所健康づくり係に相談してください。
【この記事を書いた人】医学博士 中野康伸
横浜市生まれ、自治医科大学卒
・日本小児科学会専門医
・日本アレルギー学会専門医
・日本東洋医学会専門医
横浜市港北区で小児科専門医として、地域に根差した診療を行っています。「病気・症状何でもQ&A」のコーナーでは、一般の方にも分かる最新の医学知識や予防接種の情報、育児・発育の心配な事、救急時の対応など、様々なトピックを掲載しています。