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よくある質問集
 
溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)
 
溶連菌感染症とは、冬から春にかけて流行する細菌性の病気のひとつです。これは若草物語の中にも登場しましたが、抗生剤のなかった昔は非常に重病になることがありました。今では抗生剤を10日から2週間程服用すれば治ります。
 
溶連菌は感染します
溶血性連鎖球菌という細菌が喉や皮膚に感染して起こります。感染ルートは飛沫(唾液)や感染者の菌が付着したほこりやモノを触った手を口へ持っていったりすることです。きょうだいや両親にも感染しますので、ご家庭でも急性期にはマスクを着用したり、手洗いタオルや食器を別にしたりするなどして、感染予防を心掛けてください。登校、登園は抗生剤を飲み始めて2日ほどたって、熱が下がり発疹が消えたら大丈夫です。
 
症状

喉が赤く腫れて痛くなり、高熱が出ます。紅斑様の湿疹が手や足、時には全身に出てかゆみをともなうこともあります。舌が「いちご」の表面のようにブツブツとした状態(いちご舌)になることもあります。

 
治療法
検査をして溶連菌感染症と診断されると、ペニシリンやセフェム系の抗生物質を10日から2週間程服用します。飲み始めると2〜3日で熱も下がり、喉の痛みも消えますが、ここで服用をやめてしまうと、細菌はまだ喉に残っているので再び菌が繁殖して発熱することがあります。途中で薬を止めてしまったことで、後になって急性腎炎(体がむくんだり、血尿が出たりする)やリウマチ熱などの合併症を引き起こすこともあるので、完治するまでは医師の指示に従ってきっちりと薬を服用してください。
 
こんな時は早めに受診して下さい!
薬を飲み始めて3日以上経っても熱が下がらなかったり、顔がむくんできたりした場合は、別の病気や合併症を起こしている可能性があるので、早めに受診してください。
 
この記事は、「こっこクリニック「小児科」(こっこクラブ2003年7月号)」より1部抜粋しています。